今日はなぜだかいつもより電車が混んでいてかなり苦しかったのですが
入口付近に外国人の3人連れ(夫婦+子供)が立っていてどうもこの
東京の混雑に慣れてない感じでした。
その上通勤ラッシュのピーク時ですから。
乗り降りの波が来るたび特に母と子がもみくちゃにされていたのですが、
お母さんらしき人が静かな社内の中でひっそり、ため息をつくように
「space…please…」
と呟いたのが滅茶苦茶ツボにはまりました。
意味的にはそのままなんでしょうけど、もっと切実に、例えるなら
神に祈りを捧げるような、そんな感じのつぶやきだったのです。
「神様…!!」
そういう雰囲気でした。
で、そのあとちょっと考えたのですが、慣れてない人が乗れば
神に祈りたくなるほど混雑した異常な空間に押し込まれてるのに
誰一人として文句も言わず声も上げない日常って怖いなあと。
分かるんですよ、私だってその一人ですから。
通勤してる人は極限まで省エネモードなんです。
指一本無駄な動きはしたくない。
でもこれがずっと続くのかと思うと本当にぞっとしました。
私が何歳まで生きるのかわからないけれどこれが定年まで
続くのはちょっと嫌だなあ。
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